屋根に使われている板金とは?3つのメンテナンス方法について詳しく解説!

投稿日:2023年11月28日  更新日:2023年12月19日

屋根には様々な場所に板金が施されています。

最近では特に地震による建物の負担を軽減するため、板金を使って屋根を軽量化しています。

板金は錆びるものですから、定期的なメンテナンスが必要です。

 

具体的に、屋根のどこに板金が使われているのか。

また、どのようなメンテナンスが必要なのか。

この記事では屋根板金について詳しくご紹介します。

築10年以上経っていたら、ぜひメンテナンスをご検討ください。

 

屋根に用いられている板金の種類

屋根に使われている板金とは?3つのメンテナンス方法について詳しく解説! (4)

では、具体的に屋根にはどのように板金が用いられているのでしょう。

あなたのお住まいにも使われている板金があると思いますので、確認してみてくださいね。

 

金属屋根

波板の屋根、瓦棒屋根、金属の表面に石粒が施されてた屋根など、金属屋根には様々な種類があります。

金属屋根以外の屋根材は陶器瓦やスレート、アスファルトシングルなどがあります。

屋根材の中で最も軽量なのは金属屋根です。

軽量な屋根だと建物への負荷を軽減できる他、地震などの揺れにも強いこと、化粧スレートなどの屋根カバー工法をしたい場合は施工が可能などのメリットがあります。

 

谷板金

屋根の面と面がぶつかる部分には谷板金が使われており、谷樋とも呼ばれています。

谷板金は屋根に降った雨水を集め、軒樋へと誘導します。

雨水が通る場所というのは特に劣化しやすく、雨漏りも起こりやすい部分です。

 

屋根と外壁の取り合い部分

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屋根と外壁が設置する部分は雨水が侵入しやすい場所です。

 

そのため、雨仕舞いといって板金を施すことで雨水が入らないように塞がれています。

 

棟板金(むねばんきん)

屋根の頂上には大棟(おおむね)、更に大棟からから軒先へと伸びる尾根部分は下り棟(くだりむね)や隅棟(すみむね)と呼ばれています。

 

ここを板金処理しているのが棟板金です。

棟板金は建物の中で最も高い位置にあるため、雨風の影響を受けやすく、台風の際は外れて飛散するケースもあります。

 

霧除け庇

霧除け庇は玄関ドアの上や窓の上に取り付けられている、小さな屋根のことです。

小雨なら窓の開閉ができたり、夏の暑い日は直射日光が室内に入るのを防いでくれます。

そんな霧除け庇にも板金が用いられていることが多いです。

 

板金の劣化症状

屋根に使われている板金とは?3つのメンテナンス方法について詳しく解説! (1)

屋根の様々な場所に用いられている板金ですが、長期間メンテナンスをしないと劣化症状が表れます。

劣化症状が発生しているにも関わらず、更に放置し続けると、最終的には雨漏りを発展する恐れがあります。

お住まいにとって雨漏りは決して起こってはならない事態で、お住まいの寿命を縮めるだけでなく、漏電や火災に発展する可能性がある危険な状態です。

 

そうならないよう、どんな状態になったらメンテナンスが必要なのか、劣化症状を知っておきましょう。

 

塗膜の剥がれ、錆び

板金は塗装によって保護されており、紫外線や雨風の影響での劣化を遅らせています。

塗料には耐候性や防錆性などの機能を持っているからです。

 

しかし、年月が経つにつれて機能は徐々に効果が薄れていき、色褪せや剥がれを起こします。

そうなると塗膜が板金を守れなくなり、錆びが起こります。

 

錆びは1度発生すると決して自然に直ることはなく、どんどん広がっていきます。

穴が開くとそこから雨水が侵入しますし、他の部材にもらい錆びを起こすこともあります。

 

錆びが起こると錆びを削って塗装しなければなりません。

そのため、錆が起こる前に定期的に塗装をして保護してあげましょう。

目安としては10年に1度、業者に状況を調査してもらってください。

 

釘の浮き

板金を固定している釘は、熱膨張によって徐々に浮いてきます。

熱膨張とは板金が熱で温められると膨張し、夜に涼しくなると収縮する現象です。

この膨張と収縮を繰り返し、釘が引っ張られることでだんだんと浮いてきます。

 

釘が浮くと板金自体も浮きます。

すると板金とその下の部材との間に隙間ができ、雨水が侵入するようになります。

そうなれば部材は腐食しますし、雨漏りも起こってしまいます。

 

また、釘が浮いたり抜けた状態で強風や台風がくると、棟板金が飛散することもあります。

周りのお宅や車にぶつかってしまったり、最悪の場合、歩行者にぶつかって大けがを負わせる可能性もあります。

 

釘の浮きは起こりやすい症状なので、定期的な検査が必要です。

10年に1度を目安に、業者に調査してもらいましょう。

「屋根・外壁0円診断」については、こちらのページです。

 

板金のメンテナンス方法3つ

屋根に使われている板金とは?3つのメンテナンス方法について詳しく解説! (5)

では、板金が劣化したらどのようなメンテナンスをすればいいのでしょう。

ここでは3つのメンテナンス方法についてご紹介します。

 

 

塗装工事

板金の塗装が劣化し、板金を保護する機能が低下したら塗装工事をしましょう。

塗料には雨風や紫外線から部材を守る性能が備わっています。

特に板金には錆び止めが重要で、錆びが発生するのを抑えてくれます。

その効果は永久ではないので、定期的に塗り替えて効果を回復させてあげましょう。

 

釘の打ち直し

釘が浮いていたり、抜けている場合は早めに打ち直してもらいましょう。

打ち直しだけでなく、釘頭にコーキングで蓋をしてもらえば更に抜けにくくなります。

 

板金自体の交換

板金が飛散してしまったり、錆びてぼろぼろになっている場合は交換をしましょう。

棟板金だと、その下に設置されている貫板も劣化している可能性があります。

貫板も傷んでいる場合は棟板金とセットで交換することが多いです。

 

広島県の板金工事はK’S CREATEへ!

お住まいにとって大切な屋根の板金。

どれも高い場所に設置されているので、知らず知らずの内に劣化が進行しているかもしれません。

錆びていたり、釘が浮いていると雨漏りなどの危険性があります。

 

ご自身で確認しようとすれば、落下などの事故に繋がる可能性がありますからプロにお任せください。

K’S CREATEでは無料で調査・お見積りを行っています。

今、どのような状態か、工事は必要か、費用はいくらか、全て無料でご案内いたします。

新築から10年以上経っていたら、調査をご依頼ください(^^)/

 


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