屋根はカバー工法と葺き替え工事、どっちがいい?

投稿日:2023年1月4日

どんなお住まいでも、いずれは屋根のメンテナンスが必要になります。

化粧スレートや金属屋根、セメント瓦などのメンテナンス方法は主に3つで、”塗装工事”、”カバー工法”、”葺き替え工事”があります。

 

劣化症状が軽度なら、塗装工事が一般的です。

ひび割れの補修や棟板金の釘の打ち直しなどをし、耐候性や低汚染性の機能を持つ塗料で塗装をします。

 

塗装できない屋根材や、塗装では補修しきれないほど劣化が進行している場合はカバー工法か葺き替え工事になります。

この記事では、カバー工法と葺き替え工事の違いや、それぞれのメリットとデメリットについて詳しくご紹介します!

 

屋根材の寿命はどのくらい?

屋根はカバー工法と葺き替え工事、どっちがいい?

屋根は365日、紫外線や雨風などの影響を受け、徐々に劣化が進行していっています。

 

劣化を放置し続けると、最終的には雨漏りに繋がります。

屋根が寿命を過ぎていたら、葺き替え工事かカバー工法をご検討ください。

 

環境などの条件にもより異なりますが、屋根材のおおよその寿命は以下の通りです。

屋根材 おおよその寿命
いぶし瓦 約30~50年
セメント、モニエル瓦 約30~40年
化粧スレート(カラーベスト、コロニアル) 約20~30年
アスファルトシングル 約10~20年
ガルバリウム鋼板 約25~35年
トタン 約15~20年

 

葺き替え工事・カバー工法とは

屋根はカバー工法と葺き替え工事、どっちがいい? (2)

具体的に、葺き替え工事とカバー工法とはどのような工事なのかをご紹介します。

 

葺き替え工事とは

葺き替え工事はもともとの屋根材を撤去し、新しい屋根材を葺く工事をいいます。

カバー工法より費用は高いですが、屋根材やその下の防水シートや野地板も取り替えることができます。

 

カバー工法とは

カバー工法はもともとの屋根材を撤去することなく、その上から新しい屋根を葺く工事です。

屋根の上に屋根を被せる工事なので、カバー工法と言われています。

 

「屋根の上に屋根を被せて大丈夫?」と思われるかもしれませんが、ごく一般的な施工方法です。

ただし、カバー工法ができるのは屋根材が軽量な場合に限ります。

化粧スレートやトタン屋根は可能ですが、日本瓦、モニエル瓦などは施工できません。

 

また、もともとの屋根材の痛みが激しい場合もカバー工法ができません。

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葺き替え工事のメリットとデメリット

屋根はカバー工法と葺き替え工事、どっちがいい? (4)

ここでは葺き替え工事のメリットとデメリットをご紹介します。

工事を検討する際にご参考になさってください。

 

葺き替え工事のメリット

・新しい屋根になる・・・既存の屋根材を撤去し、新しい屋根になるので次回メンテナンスまでの期間を長くできます。

・下地も新しく交換できる・・・屋根の構造をおおまかに言うと、上から屋根材→防水シート→野地板の順に重なっています。屋根材を撤去するので、その下の部材のメンテナンスもできます。

・別の屋根を葺くのでイメージチェンジができる・・・今までの屋根とは違う屋根を葺くことができるので、外観の雰囲気を大きく変えることができます。

・耐震性が向上する・・・もともとの屋根よりも軽い屋根を葺くことで、耐震性が向上します。

 

葺き替え工事のデメリット

・他の工事より費用がかかる・・・屋根リフォームの中でも大掛かりな工事なので費用が高めです。

・工事期間が長い・・・大掛かりな工事の為、工程が多く他の工事に比べ、工事期間が長くなります。

・廃材が多い・・・もともとの屋根を撤去する為、廃材が多く出ます。その為、廃材の処分費用がかかります。特にアスベストを含有する屋根の場合は費用が高いです。

 

カバー工法のメリット・デメリット

屋根はカバー工法と葺き替え工事、どっちがいい? (3)

続いて、カバー工法のメリットとデメリットをご紹介します。

葺き替え工事かカバー工法か迷ったら比較してみてください。

 

カバー工法のメリット

・廃材が少ない・・・既存の屋根を撤去しない工事なので廃材が少なく、その分処分費用を軽減できます。

・工事期間が短い・・・既存の屋根を撤去する工程がないので、葺き替え工事に比べて工事期間が短くなります。

・工事中も普段とほぼ変わらず生活できる・・・屋根の上に屋根を被せる工事なのでホテルなどに泊まることなく、いつも通り過ごすことができます。(施工中に音は発生します。)

・断熱性、遮音性が向上する・・・屋根が二重になるので断熱性、遮音性が向上します。

 

カバー工法のデメリット

・瓦屋根には施工できない・・・瓦屋根は重たく、凸凹としているので上に屋根を被せるカバー工法は施工できません。

・耐震性が低下する・・・屋根が二重になる為、屋根の重量が増して耐震性が下がります。施工前と比べると約3割、重量が増します。

・選べる屋根材が少ない・・・重量が増す工事なので、軽い屋根しか選ぶことができません。

 

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