外壁塗装・屋根塗装の失敗例ランキングTOP5を発表
投稿日:2019年8月2日 更新日:2023年7月5日
外壁塗装・屋根塗装では「使う塗料」や「塗装作業中の臭い」などで、失敗が起きてしまいます。
このページでは、これから塗装工事を行う方が失敗を防げるよう、失敗しやすいポイントを事例を元に紹介していきますので、参考にしてみてください。
外壁塗装・屋根塗装の失敗例ランキングTOP5
外壁塗装・屋根塗装において起きやすい失敗を、ランキング形式で発表していきます。
第1位|思っていた色と実際の色が違う
色見本を使った打ち合わせでは、小さな見本を見ながらの色決めとなるため、実際の色とイメージした色が違ってしまうことがあります。
イメージした色と違う原因のほとんどは、色見本を使った打ち合わせによるものです。
色見本と実際の色は違う点に注意
色見本の台紙には、色をはっきりさせるために白枠が使われていることがありますが、色が見やすい反面、実際の色よりも濃く見えてしまいます。
また「面積効果」により、色見本と実際の建物の外壁の面積の違いから、色が明るく見えたり、暗く見えたりする点にも注意が必要です。
色見本の色がそのまま外壁に塗られるイメージでいると失敗しやすいため「小さい色見本と、外壁に塗った後の色は違くなる」ということを理解しておきましょう。
色見本だけでなく試し塗りをするのがおすすめ
色選びで失敗しないために、小さな色見本だけで色を決めず、外壁に試し塗りをしてもらった上で打ち合わせをしましょう。
塗装業者の中には、色見本だけで打ち合わせを終わらせたいと思っている場合もありますが、最終的な色を決定するには、実際の外壁に試し塗りをしてもらうのが確実な方法です。
理想の色をした実際の建物があれば、色見本をあてることでイメージに近づけることができますので、ぜひ相談してくださいね。
第2位|予算オーバー
予算オーバーとなってしまうのは「相場よりも高い金額で依頼してしまったこと」や「追加費用が発生したこと」が原因です。
外壁・屋根塗装は相見積もりが必要
相見積もりをせずに、1社のみの見積もり依頼で決めてしまった場合、相場よりも高い金額である点に気づかないケースがあります。
予算オーバーしているものの「塗装工事はこれぐらいかかるのか」と思ってしまうため、損をしていることにも気づけません。
また、訪問販売業者と契約してしまった場合、施工不良などのトラブルが発生しやすく、補修が必要となって予算オーバーとなってしまうケースもあります。
大幅な値引きなどの美味しい話に飛び付かず、予算内で塗装ができるよう、相見積もりを進めましょう。
追加費用の発生
工事が始まってから補修が必要な箇所が発見されることで、追加費用がかかり、予算オーバーとなってしまう場合があります。
現地調査では目視による診断になるので、実際の劣化状態を完全に把握することはできません。
仮設足場が組まれてから、屋根の上の劣化や軒天の傷み具合などが明らかになることもあります。
多少の劣化補修であれば、そのまま修復して作業を行ってくれる事もありますが、軒天の張替えなどの他業種の工事が必要になると、追加費用が必要です。
想定外の追加工事を避けるには、起こり得る可能性を見積もりの段階で説明してもらう事が大事ですね。
最初から必要な工事を載せていない業者は問題外ですが、施主様本人で何が必要な工事かを判断するのは難しいので、数社からの相見積もりはとても重要になります。
第3位|近隣トラブルが起きてしまった
外壁塗装の工程の中で、近隣トラブルに繋がりやすい工程はいくつかあります。
仮設足場の運搬 |
・大きなトラックで大量の足場を運搬する必要がある ・大きなトラックで、道路をふさいでしまうこともある |
仮設足場の組み立て |
・足場は金属製のため、組み立ての際に大きな音が発生する ・事前に近隣挨拶へ行っていてもトラブルになることもある |
仮設足場の設置場所 |
・足場の設置場所が隣地との境界となる場合に「境界線を超えている」などトラブルになることもある ・事前に設置場所について打ち合わせをする必要がある |
近隣トラブルに繋がる塗料の飛散
外壁塗装や屋根塗装を行う場合には、主にローラーを使用した塗装作業を行うことになります。
ローラーの種類や現場の風向きや風の強さなどが原因で、塗料の飛散による近隣トラブルが発生することもあるため、注意しなければいけません。
風が強い日は特に注意が必要で、1滴の塗料が風に飛ばされる距離は物凄いです。
ローラーによる細かな霧状の塗料の飛散にも注意が必要で、特に近隣との距離が近い場合や仮設足場の飛散防止ネットが十分でない場所も危険ですね。
霧状の塗料が飛散してしまった場合には、元通りに綺麗に掃除を行うことも難しいですし、掃除することでは納得していただけないこともあります。
近隣トラブルに繋がる塗料の臭い
最近の外壁塗装の塗り替えでは、水性の塗料も多く使われるようになってきました。
しかし、まだシンナーを使った弱溶剤の塗料は使われています。
強溶剤の塗料を使用することはほとんどなくなっていますので、塗料の臭いによる近隣トラブルは減ってきていますが、それでも臭いが全くないわけではありません。
臭いのトラブルは、近隣の方よりも養生で換気が十分にできない施主様との間で起こってしまうこともあるので、注意が必要ですね。
第4位|施工不良
外壁塗装や屋根塗装の施工不良が起きる理由は、必要な作業を怠ってしまったことが1番の原因です。
工事の工程はさまざまな作業を行いますが、そのすべてが最終的な仕上がりに繋がっていきます。
全ての作業が、欠かせない工程の一部ですが、認識が甘くなってしまうと施工不良に繋がってしまうこともあるため、注意しなければいけません。
施工不良が起きやすい場所は?
施工不良が起きやすい場所は「下地調整が丁寧に行われていない場所」です。
例えば、スレート屋根の塗装の場合には、劣化によって傷み具合が変わってしまうので、塗料の吸い込みにムラが出てしまいます。
そのため、塗装後に下地の吸い込みムラによる施工不良が起こりやすくなります。
外壁塗装では、クラック補修やコーキング工事などが原因で塗装の施工不良に発展してしまうことが多いですね。
塗装業者の都合で起きる施工不良は問題外ですが、高い費用をかけて行う外壁塗装や屋根塗装では、職人の施工技術の差による施工不良も避けなければいけません。
第5位|高性能塗料に期待しすぎてしまった
外壁塗装や屋根塗装に使われる塗料は、各メーカーが最新の技術を使って日々新しい塗料を研究開発しています。
ウレタン系やシリコン系の塗料が以前は主流でしたが、フッ素や無機塗料、ラジカル塗料などさまざまな塗料が販売されており、選択肢が多いです。
塗装業者の営業はメーカーが開発した新しい塗料を薦めてきますが、性能はあくまで研究結果なので実際には施工実績の少ない塗料になります。
しかし、最新技術を駆使した塗料ということで、多少高い費用を払ってでも塗装をしてしまうことで、トラブルになる場合もあるため注意しなければいけません。
遮熱塗料の性能は?
高性能塗料として思い浮かべるのは、暑い室内を涼しくしてくれる遮熱塗料の存在です。
太陽光の熱を直接受ける屋根は温度が上昇しやすく、室内にもその影響を与えてしまいます。
昔に比べると、夏の暑さはひどくなる一方です。
屋根からの熱を抑えるために開発された塗料が遮熱塗料ですが、その性能に期待しすぎてしまうと「思っていたほど涼しくならない」とトラブルに発展してしまうこともあります。
遮熱塗料を使えば室内の温度が10℃も下がりますとか、冷房効率が30%も改善されますよという塗装業者のセールスポイントには注意が必要です。
実際に遮熱塗料を施工した場合でも、室内の気温は1℃から2℃程度下がるだけで劇的に涼しくなるという事はありません。
しかし、一般の塗料に比べると費用は倍近くすることがあるので、期待しすぎてしまうかもしれませんね。
高耐久塗料の性能は?
外壁塗装に使われる塗料はシリコンが主流になりつつありますが、シリコン系の塗料の耐用年数は10年から12年程度です。
さらにグレードの高いフッ素系の塗料で、15年程度となっています。
しかし、中にはさらに高耐久の塗料として、20年や30年もメンテナンスが必要ない塗料があると売り込んでくる塗装業者も存在するので注意しましょう。
将来的には超高耐久の塗料も開発されるかもしれませんが、現在ではありませんし、実際に30年もメンテナンスフリーで過ごせた建物もまだ存在していないはずです。
塗料の技術は日々進歩していますが、塗料の耐久性と下地の耐久性が合致しているかということが重要なポイントになります。
メンテナンスフリーという響きには惹かれますが、建物の耐用年数を上げるには定期的なメンテナンスが欠かせないことも忘れてはいけません。
外壁塗装・屋根塗装の失敗を防ぐために工事前にチェックしよう
塗装工事で多いのは、以下のような失敗です。
・イメージした色との違い ・予算オーバー ・近隣トラブル ・施工不良 ・選定した塗料の性能と価格 |
どれも工事が始まってしまってからでは後戻りができない上、慎重に検討もできません。
「これから外壁塗装の計画を進めていきます」という方は、相見積もりを進めながら、失敗しやすいポイントに該当していないかチェックしていきましょう。
当社では、見積もり・現地調査は無料で対応しています。
相見積もりも大歓迎ですので、広島市・三次市・福山市・廿日市市・安芸高田市の他、広島県にお住まいの方は気軽にご相談ください。
-Ku-
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