急勾配の屋根の上に足場が必要な理由とは?費用はいくら?
投稿日:2023年11月1日
屋根塗装、屋根カバー工法、葺き替え工事などなど、高所の作業となる屋根工事では足場の設置が欠かせません。
その屋根工事にかかる費用は屋根の勾配によって変わることをご存知でしょうか。
お住まいを建てる際には勾配について、あまり気にされなかったかもしれませんが、リフォームとなると勾配が大きく関わってきます。
この記事では屋根の勾配と屋根工事にかかる費用の関係について詳しくご紹介します。
屋根工事をご検討中の方は、ぜひご参考になさってください。
屋根の勾配(傾斜角度)とは
屋根工事は一般的に、契約前に現場調査をして見積書を出してもらいます。
現場調査では屋根の状態や面積の他、勾配も確認します。
勾配は見積もりに大きな影響を与える要素です。
ここでは屋根の勾配の定義と見積もりの影響について詳しくご案内します。
3寸、5寸、7寸勾配はどれくらい?
屋根の勾配(こうばい)とは屋根の角度のことです。
傾斜がきつい屋根は急勾配(きゅうこうばい)と言います。
ちなみに傾斜が緩い屋根は緩勾配(だんこうばい)と言います。
日本では尺貫法勾配による表記が最も用いられ、屋根の水平距離から高さがどのくらいあるか表記します。
下の表のように水平から高さが3寸だった場合、3寸勾配と表記します。
勾配は見積もりにどう影響するのか
屋根の勾配によって足場費用が追加でかかったり、使用できる屋根材に違いがあります。
急勾配の屋根の場合、安全性や品質のためにも屋根の上にも足場を組む必要があります。
屋根の傾斜がきついと職人が滑り落ちてしまい、まともに作業ができません。
足場を組むには時間も資材も必要になるので、その分工事費用が高くなります。
また、瓦屋根は4寸以上、スレート屋根は3寸以上、金属屋根は1寸以上と勾配によって施工できる制限があります。
「もとの屋根は金属屋根だったが、新しい屋根を瓦にしたい」と思っても勾配の影響により施工ができないこともあるので施工内容も勾配によって考えなければなりません。
屋根が急勾配の場合にかかる費用
急勾配の場合、屋根足場を組む必要があるので緩勾配のお住まいに比べて費用がかかります。
一般的には5寸以上の勾配の場合、屋根足場=屋根の上に足場を組んで作業をする方針を立てます。
屋根の勾配がきついと水はけが良く、雨漏りのリスクが少ないというメリットがありますが、急勾配だとリフォームの際に費用負担がかかるというデメリットがあります。
とは言え、「工事の際にかかる屋根足場の費用」より、「雨漏りが起こった時の補修費用」の方が高くなりがちなので急勾配の方がいいという考え方もあるでしょう。
なお、急勾配の屋根でも「当社は屋根の上に足場を組まずに施工できますよ」とアピールすることがあります。
次の項目で解説しますが、屋根足場は非常に重要なものです。
後々トラブルになる可能性があるので、そのような業者とは契約しない方が無難でしょう。
急勾配の屋根に足場が必要な2つの理由
なぜ急勾配の場合、屋根の上に足場が必要なのでしょう。
費用がかかるとなると、その理由を知って納得したうえで工事を頼みたいですよね。
ここでは急勾配の屋根工事を行う際に、屋根の上に足場を組む3つの理由をご紹介します。
1.職人が安全に施工できるようにするため
急勾配の屋根の上に足場が必要なのは、職人のケガや落下事故を防ぐ環境を作るためです。
屋根工事を行う場合、屋根の上だけでなくお住まいの周りを囲う一般的な足場も必要です。
その一般的な足場だけで全ての施工ができれば問題ないのですが、屋根は広いので急勾配の場合は屋根の上にも足場を組まなければ危険を伴います。
また、労働安全衛生規則では2m以上の高所作業では安全な足場を設けることを原則としています。
環境上、足場を設置できない場合にはフルハーネスを装着し、リスクの低い作業体制で施工します。
フルハーネスでの作業は資格を持つ職人が担当しなければならず、人件費も高くなる場合があります。
2.作業の品質向上のため
急勾配の屋根でも、屋根の上に足場なしで施工することは不可能なことではありません。
フルハーネスを装着した職人が作業をすれば屋根塗装や葺き替え工事などを行うことはできます。
しかし、急勾配の屋根の上に足場を組まずに作業をすれば施工品質が下がることは否めません。
屋根の上に足場があると足元が安定し、1つ1つの作業に集中することができます。
足元が不安定だと自分自身の姿勢を安定させながら作業をしなければなりません。
そのため、どうしても作業品質が下がってしまうでしょう。
ベテランの職人が作業するとしても、足元が安定しているかどうかで仕上がりは変わります。
また、急勾配の屋根の上に足場がないと作業に必要な工具や材料が近くに置けません。
そうなれば作業効率も下がり、工期が長くなることも考えられます。
作業効率が悪く、作業に時間がかかればその分人件費がかかります。
結果的に足場を組んだ方が全体費用を抑えられる可能性もあります。
屋根の上に足場を組む場合の費用
では実際に屋根の上に足場を組む場合、どのくらいの費用がかかるのでしょう。
ここでは屋根足場の費用相場について解説します。
単価
屋根足場の単価は平米あたり約1,000円が一般的で、傾斜角度によってはもう少し高くなることもあります。
この単価に足場の面積をかけ、費用を算出します。
例:足場の面積70㎡×1,000円=70,000円
実際の費用相場
実際の屋根足場にかかる費用は屋根の形状・角度・面積により異なりますが、大体5~20万円かかります。
また、屋根足場単体で施工するわけでなく、お住まいを囲う一般的な足場も必要です。
その費用は大体20~25万円です。
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このように、屋根工事では勾配によって費用が変わります。
他にも面積や形状、使用材料、施工内容など様々な要因により費用は異なり、お住まい1軒1軒見て見なければ見積もりを出すことはできません。
当社では現場調査・お見積りを無料で行っています。
あなたのお住まいは工事が必要なのか、必要な場合はどのくらいの費用がかかるのか、分かりやすくご案内します。
お見積り後のキャンセルももちろんOKですので、お気軽にご相談ください(^^)/
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