樹脂サイディングとは?外壁張り替えやカバー工法で採用するメリット・デメリット
投稿日:2024年11月22日
お住まいの外壁はだんだんと劣化し、やがて寿命を迎えます。
外壁のリフォーム(張り替えやカバー工法)でお客様が悩まれるのは、やはり新しい外壁材です。
最初から「この外壁材がいい!」とご希望されるお客様はほとんどいらっしゃいません。
外壁材にはたくさんの種類があり、その中の1つに樹脂サイディングがあります。
今回は外壁張り替え工事やカバー工法で樹脂サイディングを選択すると、どのようなメリット・デメリットがあるのか、詳しく解説します。
「そろそろ外壁のリフォームをしようかな」とお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください!
樹脂サイディングとは
樹脂サイディングはプラスティックの一種の塩化ビニル樹脂を使った外壁材を言います。
薄い板状のもので、中にはメンテナンスフリーと言われている高耐久な製品も存在します。
窯業系サイディングや金属系サイディングとは違い、一部の製品はコーキング材を使う施工が必要ないものもあります。
そのため、他の外壁材よりもメンテナンスの手間がかからないので建築業界では注目を集めています。
北米では人気の高い外壁材ですが、日本では施工可能な業者が少ないことから普及率は1%ほどしかありません。
国内ではちょっと珍しい外壁材です。
樹脂系サイディングのメリット
樹脂サイディングはたくさんのメリットがあります。
どのような特長があるか、1つずつ解説します。
①寿命が長く、ほぼメンテナンスが必要ない
樹脂サイディングは素材自体に顔料(色)が塗り込んであります。
そのため、窯業系サイディングなどと違って色褪せの心配が必要なく、外壁塗装は不要です。
ただ、紫外線によって弾性が低下していくので紫外線から守るための塗装は必要になる場合があります。
また、窯業系サイディングや金属系サイディングなどと違って定期的なコーキング工事打ち替え工事や増し打ち工事も必要ありません。
その理由は素材同士を重ね合わせる『オーブンジョイント工法』で、コーキングを使って施工しないからです。
ほぼメンテナンスが不要で、製品や使用環境によっては30年程持つ場合もあります。
②軽量で耐震性が高い
樹脂系サイディングは非常に薄く、重さも窯業系サイディングの約1/10程度です。
軽量なことから、耐震性を重視される方に選ばれています。
張り替え工事ではなく、既存の外壁に新しい外壁を張るカバー工法でも建物にかける負担が少なく済みます。
③凍害に強い
寒冷地だと外壁材が水分を含むと凍結と融解を繰り返し、外壁材の劣化が進行する『凍害』が起こることがあります。
塩化ビニル樹脂で作られている樹脂サイディングは撥水性が高く、水分や湿気を吸わないという特徴があり、凍結しにくい素材です。
凍結して割れる心配がないため、北国の寒冷地のお住まいにおすすめです。
④塩害に強い
塩害とは、潮風に乗って塩分が外壁に付くことを言い、サビや腐食に繋がります。
樹脂サイディングは金属外壁と違って潮風に含まれる塩分によるサビも起こりません。
そのため、海の近くに住むお住まいにも向いています。
⑤防水性が高く、雨水が入りにくい
樹脂系サイディングは撥水性に優れた外壁材です。
それだけでなく、施工時には『オープンジョイント工法』というコーキング材を使用しない工法で張られます。
これにより、壁の内側と外側の気圧差が少なくなるため、雨水が入りにくい構造になっています。
⑥衝撃に強く、ひび割れが起こりにくい
弾力性に優れた樹脂系サイディングは衝撃にも強いというメリットがあります。
台風や強風の際に飛来物が外壁に当たった場合でもひび割れや凹みが発生するリスクが低い外壁材です。
樹脂系サイディングのデメリット
これほどメリットの多い樹脂系サイディングですが、なぜ日本では採用されているお住まいが少ないのでしょう。
ここでは樹脂系サイディングのデメリットを紹介します。
①施工可能な業者が少ない
樹脂サイディングは施工が難しいことと、あまり選ばれないことから施工実績の経験がない業者が多いです。
施工が難しい理由は樹脂サイディングは塩化ビニル素材のため、温度によって伸び縮みするからです。
この特徴により、施工する季節によって取り付ける方法が変わります。
②デザインのバリエーションが少ない
他の外壁材に比べて樹脂サイディングはそれ程バリエーションが豊富ではありません。
外壁材を選ぶポイントに、見た目が好みかどうかは大変重要なポイントでしょう。
デザイン性を重視したい、好みの色を選びたいという方には不向きかもしれません。
③施工費用が高くなる
樹脂サイディングの製品の価格はそれほど高くありません。
しかし、施工が難しいため、他の外壁材に比べて施工の手間はかかります。
職人の作業費の割高感が材料費の安さを上回るので施工費用は高くなるケースがほとんどです。
ただ、樹脂サイディングは窯業系サイディングなどに比べるとメンテナンスの手間はそれ程かかりません。
外壁塗装の費用は数十万円以上するため、ランニングコストは安くなるでしょう。
樹脂サイディングはこんな方に向いている
これまで紹介した、メリットやデメリットを踏まえて、樹脂サイディングはこんな方に向いているでしょう。
・色やデザインにそれ程こだわりがない ・海沿いや寒い地域に住んでいる ・施工業者を探す手間を惜しまない ・メンテナンス工事の頻度を少なくしたい |
外壁のことならK’S CREATEへ!
今回は日本では少し珍しい樹脂サイディングについて紹介しました。
外壁材には他にもモルタル外壁、窯業系サイディング、トタン外壁、ガルバリウム鋼板などたくさんの種類があり、それぞれ特徴が異なります。
外壁材選びはプロの意見を聞くのが一番です。
また、お住まいや環境によっては不向きな外壁材もございます。
K’S CREATEは外壁のプロフェッショナル集団です。
外壁リフォームの際には豊富な知識や経験をもとにピッタリの外壁材を提案させていただきます。
まずはお気軽にお問合せください(^^)/
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