雨樋金具のサビ放置は危険!原因や修理方法、費用相場まとめ
投稿日:2025年11月25日
毎日雨風や晒されている雨樋や雨樋を支えている金具は、ほとんどの場合、塗装が施されています。
塗装は年月が経つにつれて色褪せや塗膜の剥がれが起こります。
雨樋自体は雨水が流れる部材なので強固な素材でできていますが、金具はサビが発生する部材です。
サビを放置すると雨樋の落下や外壁の損傷につながる可能性があるため、早期発見と適切な対処が必要です。
この記事では雨樋の金具サビについて、その原因から具体的な対策方法まで詳しく解説します。
金具の劣化が気になってきたら、ぜひ参考になさってください。
雨樋の金具のサビを加速させる原因
雨樋の金具にサビが発生する原因は複数ありますが、最も基本的な要因は水分と金属の接触です。
具体的にどのような原因でサビが発生するのかを見ていきましょう。
雨水と湿気の影響
外にある雨樋の金具は雨水に直接触れる環境のためサビは発生しやすい環境にあります。
さらに雨樋が変形したり勾配が不適切で排水がスムーズに行われていないと、金具周辺に水が滞留しているとサビが発生しやすくなります。
塩害の影響
海沿いの地域では、海からの塩分を含んだ風が金具に付着し、サビの進行を加速させます。
塩分は金属の腐食を促進する作用が強く、内陸部よりもサビの発生速度が速くなる傾向があります。
鉄製の金具は錆びやすい
雨樋の金具には様々な素材が使用されています。
価格が高めのステンレス製やアルミ製、銅製の金具は耐食性に優れています。
鉄製の金具は比較的安価ですが、サビやすいという欠点があります。
一般的な戸建て住宅では鉄製金具が使用されているケースが多く、築年数が経過するにつれてサビが顕著になってきます。
年月が経って表面のメッキや塗装が剥がれると、急速にサビが進行します。
施工不良
金具の取り付け時に塗装面に傷が付いていたり、締め付けが不適切だったりすると、その部分からサビが発生しやすくなります。
また、金具と雨樋本体の素材が異なる場合、電位差により電食(異種金属接触腐食)が起こることもあります。
サビを放置することで起こる問題
雨樋の金具にサビが発生すると見た目が悪くなるだけでなく、以下のようなトラブルにつながる恐れがあります。
金具の強度が低下する
サビが進行すると金具の肉厚が減少し、本来の耐荷重性能を発揮できなくなります。
その状態で大雨や雪が多く降ると雨樋に大きな負荷がかかるため、サビた金具では支えきれず、雨樋が外れたり落下したりする危険性が高まります。
雨樋の歪みや変形
金具が十分に機能しなくなると雨樋が正しい位置に固定されず、歪みや勾配の狂いが生じます。
これにより排水機能が低下し、さらなる水の滞留を招く悪循環に陥ります。
外壁にサビが移る
金具からのサビ汁が外壁に流れ落ちると、茶色いシミが付着します。
この汚れは通常の洗浄では落ちにくく、外壁の美観を大きく損ないます。
また、外壁材によっては、サビ汁に含まれる成分が外壁自体を劣化させることもあります。
雨漏りに発展する
サビによって雨樋の勾配や歪みが生じると、雨水が外壁を伝って流れ落ちて部材の腐食を早め、建物内部への浸水リスクが高まります。
特に窓周りや基礎部分に水が回り込むと、室内の雨漏りや基礎の劣化につながります。
金具のサビ対策と修理方法
サビを発見した場合、その進行度合いに応じて適切な対処を行う必要があります。
どの方法もDIYは難しいので、雨樋のメンテナンスを対応してくれる業者に依頼しましょう。
軽度のサビは塗装工事
表面的な軽度のサビの場合はサビを削り、サビ止めを塗布後、仕上げ塗料を塗装する塗装工事を行います。
できるだけ金具を残しつつ完全にサビを除去し、素材に合わせた塗料を使用します。
サビ止めの効果は「今あるサビの進行を止めること」ではなく、「新しいサビの発生を抑えること」だからです。
効果は永遠ではないため、約10年に1度を目安に塗装による保護を行うことをおすすめします。
中程度のサビは金具の交換
サビが進行して金具の強度が低下している場合、金具の交換が必要になります。
部分的な交換であればコストを抑えられますので、雨樋全体に問題が発生する前に業者に相談しましょう。
工程は既存の金具を取り外し、取り付け部分の清掃。
新しい金具を取り付けて雨樋位置の調整をして完成です。
重度のサビは雨樋全面交換の可能性あり
複数の金具が深刻にサビている場合や雨樋本体も劣化している場合は、雨樋の全交換を検討する時期かもしれません。
この場合、耐食性の高い素材への変更も同時に検討しましょう。
|
雨樋修理業者の探し方
雨樋の塗装や修理、交換はどれも難易度が高く、高所の作業で危険を伴うため、専門の業者に依頼しましょう。
ただ、業者によって仕上がりの質や費用、提案する工事内容は異なるので業者選びは慎重に行うことをおすすめします。
ここでは業者選びのポイントについて紹介します。
複数社から見積もりを取る
最低でも3社程度から見積もりを取り、価格だけでなく作業内容や使用材料、保証内容を比較しましょう。
そうすることで適した適性価格や必要な工事内容、対応の良し悪しが見えてきます。
見積もり内容が明確か
見積書を見ても「雨樋工事一式」「塗装一式」など、ざっくり記載されている場合は要注意です。
質の低い材料が使われていたり、費用を水増しされている可能性があります。
作業範囲や使用材料の詳細が記載されているか確認しましょう。
費用は相場通りか
雨樋金具の修理・交換費用は作業内容や建物の状況により大きく異なりますが、一般的な相場は以下の通りです。
あまりにも高額に感じる場合は別の業者にも見積もりを取りましょう。
|
金具の部分補修(サビ除去・塗装):1箇所あたり5,000円~15,000円 金具の部分交換:1箇所あたり8,000円~20,000円 雨樋全体の交換(金具込み):1軒あたり20万円~40万円 |
これらの費用には、足場設置費用が別途必要になる場合があります。
2階建て以上の住宅では足場費用で20万円~25万円程度かかることもあります。
雨樋のことならK’S CREATEへ!
雨樋の金具のサビは、お住まいの維持管理において見落とされがちな問題です。
しかし、放置すると建物全体に深刻な影響を及ぼす可能性があるため、サビや不具合を見つけた際にはできるだけ早めに対処しましょう。
広島市の外装リフォーム店、K’S CREATEでは雨樋の工事はもちろん、外壁や屋根工事も承っています。
お住まいで気になる点がございましたら、ご相談くださいますと幸いです。
現場調査、お見積もりは無料で行っていますのでお気軽にどうぞ(^^)/
広島市の外壁塗装、屋根塗装、防水工事、住まいの塗り替えリフォーム専門店【K’S CREATE】広島市、三次市、福山市、廿日市市、安芸高田市他、広島県全域対応
−N−
広島県広島市の外壁塗装・屋根塗装・防水リフォーム専門店
株式会社K'S CREATE
https://hiroshima-toso.com/
住所:広島県広島市安佐北区落合南5丁目1314-7
お問い合わせ窓口:050-7587-6180
(9:00~18:00 土日祝も対応 )
対応エリア:広島県広島市、他
★ 地元のお客様の施工実績多数掲載!
施工実績 https://hiroshima-toso.com/case/
お客様の声 https://hiroshima-toso.com/voice/
★ 塗装工事っていくらくらいなの?見積りだけでもいいのかな?
➡一級塗装技能士の屋根、外壁の無料点検をご利用ください!
無理な営業等は一切行っておりません!
外壁屋根無料診断 https://hiroshima-toso.com/inspection/
★色を塗る前にシミュレーションしたい、塗装以外の工事方法はないの? どんな塗料がいいの? 業者はどうやって選べばいいの?
➡ どんなご質問でもお気軽にお問い合わせください!
お問い合わせ https://hiroshima-toso.com/contact/













